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竹寺へ その三  ・牛頭明王 

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竹寺へ

どうしても、”牛頭明王”を見たくて、竹寺へやってきた。

 

竹寺へ その三  ・牛頭明王 

さて、いよいよ「牛頭明王」のことになります。
◆一見の”風貌”が日本人離れをしていて、”渡来人”ではないかと興味を持ちました。
◆牛頭が、なにか、中東の高原の”宗教”の匂いがします。
◆牛頭明王の子息が8人、、八王子の名の場所になったり、八王寺の寺名になったり、・・
   それも複数の場所や寺が確認されています。・・これは何でしょうか?

   この竹寺の正式名称は、「医王山薬寿院八王寺」なのです・
   
・幾星霜を過ごした風貌ですから、かなりデフォルメされているとは思いますが、
   どこかの”民族の風貌”に似通うところが、有りや無しやと興味は尽きません。
   といっても、どこかの「民族の風貌」など、それほど知っているわけではないのですが、・
   

   
・牛頭明王
  ・牛頭大王とも、牛頭天王とも称せられるようです。
  ・素戔嗚尊(スサノオノミコト)と同一、蘇民将来説話の武塔天神と同一とも言われます。
  ・「スサノオノミコト」は古事記と日本書記では違う書き方で「須佐之男命」と書く場合もあります。
  ・牛頭・・の読み方は「ゴズ」です。
  
                     竹寺牛頭銅像(中国からの寄贈)

由来を尋ねると ・・・記述の通り・・・
 ・・・・・紀元一世紀大日如来は、印度からチベットを経て中国に渡り日本に伝えられた。
 チベット密教では大黒天神といわれ顕教では無量寿仏と称せられる牛頭明王は、この無量寿仏の怨念の相であり悪魔を降伏するための姿である。
 頭上に無量寿仏を頂き、足下に鬼卒地神を踏み眉をしかめ恕目して風雲を叱咤する。
 ・・・・・以後装身・装備の記述で略・・・・・
 
 ・大黒天 ・ヒンドゥー教のシヴァ神の化身
 ・無量寿仏 ・阿弥陀如来と同義、牛頭と阿弥陀如来は同じなのか??
 ・日本では、大黒様も無量寿仏も阿弥陀様も大日如来も、すべからく”優しい表情”をしている。
 
 ・牛頭明王の渡来の経路はおぼろげながら分かってきたが、しかし「牛の頭」が謎である・
 

 ・牛頭明王の渡来の経路は、中国から新羅を経て日本に渡った証拠?!
 ・朝鮮トーテンポールは、北部大陸と朝鮮の民族風習である。
 


 ・この木彫りの「牛頭明王」の表情が実に良い
 ・王者の風格
 

 ◇調べると、・・
 ・シナイ半島で「牛頭の神」が生まれたという伝承があった。
 ・「牛頭の神」の名は、「バール神」といった。「ミーノタウロス」ともいう。
 ・「バール神」は、そのころのメソポタミヤの強国「ペルシャ」が信仰する神であった。
 ・膨張するペルシャは西進してギリシャに「牛頭の神」を残した。・・「バルバル神殿」である。
 ・東進するペルシャは、中東の高原に「バール神」の痕跡をわずかに残し、印度に「牛頭の神」を習合し、また中国に「牛頭天王」を残した。
 ・・こんな痕跡が点在するのだか、あまり明確ではない・・
 ・謎が残るので、やはり「歴史ロマン」!・・・


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