行田の古代蓮
7月10日 午後になったばかり、温度35度を過ぎた・・・ あつい・・ふぅ・・
庭園内・・ひと まばら・・
古代蓮
こう見えて、蓮は大きい。蓮の畑の小道に、蓮は人影を隠す・・・
あの高い塔は、最初焼却炉の煙突用につくり、古代蓮発見のあと、展望台に模様替えしたのでしょうか。
花弁の数が少ない原始的な形態を持つ行田蓮は、約1400〜3000年前の蓮で、永い眠りから覚めた花と言われています。
この地は、かつて沼地・湿地が広がっており、蓮が咲いていました。その蓮は、現在の蓮とは異なり、古代種に属する蓮であることが分り、市指定天然記念物に指定されました。しかしながら、化学肥料や農薬で、一端は枯死してしまいました。その後、ゴミ焼却場を建設するため造成工事が行われ、隣接地を掘削したところ、昭和48年に掘削で出来た池に蓮が開花しました。掘り下げた土の中にあった蓮の実が自然発芽したもので、古代蓮と確認されました。
何よりも驚きは、種子が長いあいだ腐らずに、生命の灯火を維持し続けたこと・・・驚きです。
1400年前と言えば、飛鳥時代・・・物部守屋と蘇我入鹿が、神教だ仏教だと争っていた時代ですね・・それより前だと、弥生時代縄文時代になってしまい、土器だ、石器だ、貝塚だの時代で、人間が関係した物体のにおいだけの時代でした。が・・・・・この時代の命の息づきを感じます。
花托は、食べられるやら? 根(蓮根)は食べれれるやら?
古代蓮の茎は、意外に堅く、茎から繊維を取ったという記録をどこかで見た記憶があります。たぶん正しいと思いますが、定かではありません。売店の人に、蓮が花を開く時”ボコ”と音がするか聞いたら、10年ぐらい商売しているが、聞いたことがない、という返事でした。
場所;行田市大字小針2375番地