童子堂 札所二十二番
めずらしい、萱葺きの山門・・・
さるすべり・・・夏の花 が山門を彩ります。
これは、素敵だ・・・! 荒削りで、表情豊かで、その上愛らしい。決して精緻とは、嘘でも言えないが、筋肉たくましく、眼光鋭く、それでいて微笑ましい。・・・寺のなにを、なにから、守っているのでしょうか・・・この門を、正式には”仁王門”といい、門を守る二像を”仁王”という。
さるすべりが飾る童子堂・・・
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華台山 永福寺
この堂は、童子堂と称し、府坂地内より現在の地、 永田城跡に移したと伝えられ近くに城の堀跡が今も 現存しております。 山門の仁王門は、童子仁王といい稚拙であるが愛嬌の あるもので童子の名にふさわしい仁王門です。本尊は、聖観世音がまつられております。
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秩父札所二十二番 童堂 西陽山(華台山) 栄福寺(永福寺)・・・
童子堂は、昔童(・・わらべ)堂とも呼ばれたらしい。童子に纏わる逸話が多くあり、いつの間にか童を冠にする名前が定着したらしい。個人的には童(・・わらべ)堂のままが良かったが・・・そして山奥の府坂から移されたという・・・地図で調べたが、府坂、西陽山、華台山とも分からず・・・ここは、永田城跡地とも聞く
・・・伝承によると永田林四郎の居館で、天正(1573-1592)の頃には諏訪氏が居たとも、北条氏邦の家臣・寺尾氏が居たともいう(『秩父志』)・・・この頃の諏訪氏は、信玄に臣下していたので、武田家の秩父に於ける橋頭堡だったのかも知れない・・・
住所;秩父市寺尾3595