西光寺 札所十六番
本堂
廻廊堂・・・残念ながら、内部の撮影禁止のため、写真はありません。
廻廊堂とは、四国巡礼寺の本尊を四十八体勧請し、建てられた回廊型のお堂であります。
天明三年(1783)浅間山の噴火により秩父地方は10センチに及ぶ降灰で農作物や家畜は大被害を被り、また多数の犠牲者が出ました。その時の飢饉と百姓一揆で世相は乱れました。時の住僧・法淳はその供養と後難加護、天下泰平を祈願し、尊像を奉安したと言います。実際の四国巡礼は距離的にも困難であるため、写しの霊場は、この地方の人々や観音巡礼から歓迎され、多くの参拝者がありました。
この廻廊堂に隣接して、四国より金比羅大権現を勧請した小堂があります。
廻廊堂に囲まれた中に、江戸時代より打ちつけられた札堂があり、無数のクギ跡が残っています。
次は、酒樽大黒・・・・
大きな酒樽に、草葺屋根の珍しいお堂があります。
酒樽大黒:この酒樽は一日三合飲んでも30年分は飲めるお酒が入るという大きなものであります。この中に酒樽大黒様が鎮座しておられます。この大黒様に祈願して名刺を貼っておくと、お金が倍になるそうです。・・・それは、嬉しいことです。ですが、いまは名刺を持ち合わせていません・・・
昔の札番・西光寺 札所十三番 ちなみに今の二十四番は、昔の十二番 今の二十三番は、昔の十四番になっています。・・・古番付(法性寺蔵)
住所;秩父市中村町4−8−21